書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

だんだんと感覚が研ぎすまされてくる

 

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舵取りをしている書籍制作。

印刷所への入稿(レイアウト、テキスト、写真など必要な素材を渡すこと)が終わりました!

といっても、あとは印刷するだけの完全データ入稿ではなく、刷り見本が出て、色味を確認します。

このとき、修正がないにこしたことはないのですが、最後の朱字を入れることはできます。

 

で、入稿前のこと。

すでに何度か確認しているページがあったのですが、

念のためにもう一度チェックしてください、とデザイナーさんから連絡があり、

もしや!と思って真っ先に確認すると、やはり修正が必要だったという。。。危ない!

 

雑誌のいち企画とか、ちょっとした記事だとあまり感じないのですが、

大もの(書籍1冊丸ごととか、大掛かりなプロジェクトとか)でがっつりやっていると、

最初はフラットな感じの校正だったのが、だんだん感覚が研ぎすまされるのか、

校正センサーがピッと作動し、

もしかしてあそこ間違ってないか?

と思って見ると、やっぱり違ってた!という率が高い!

(もちろん、ちゃんとなっていたってこともあります)

ページをぱっと見て、真っ先に間違いに気づくことも少なくない!

 

不思議と言えば不思議、当然と言えば当然。

というのも一種のハイパー状態にいるから、なんだろーな。

そんな状態なので、ラストスパートがかかっているときが一番盛り上がっています、私の場合。

すべてが終わったときは、意外と淡々としているんですよね〜。