書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

本当に重要なことは、共有できる記録を残さず直接会って、になる

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私はラインを使っていません。というのも、グループを作ったりって人間関係がめんどーだな(←偏見)ってのが大きいから。

無料通話ならスカイプで充分だし、チャット的なやりとりならメッセンジャーで事足りる。

 

有名人のラインの会話が流出したり、ってのを昨今見聞きします。

インターネット上で自分がやっていることなんて、プロにかかれば赤子の手をひねるようなもんで、いとも簡単に情報は抜き取られる。

でも、それって住居も一緒で、いくら防犯に気をつけていても、やられるときはプロにいとも簡単にやられる。

だからといっておおっぴらにしておいていいわけではないけれど、そういうことはあるかもな、ってことは常に頭の片隅にあります。

 

で、もやもやって思ってて、やっぱそうなるんじゃないかって思っていること。

本当に、本当に大事なことって、直接会って、話をして、そこではお互いにメモには残すかもしれないけれど、ほかの人の目にふれないようにするんじゃないか。

これって、今まで政治家とか企業のトップとかが料亭でやってたことよね。密談を行う場所こそ違えど、直接会って、が一般化するんじゃないかって思っています。

 

本来の目的は違うけれど、snapchatが優れているのは、一定時間経ったら記録が残されないことにもあるんじゃないかな。

 

人間は忘れるという機能があるから、ある意味幸せなわけで、ネットにも忘れる、つまり記録を残さない、ってことがこれから重要視され、選べるようになるでしょう。

そして、情報の共有だけでなく、本当に大事なことは直接赴いて、は、もっと付加価値がつくようになるんじゃないか、ってのが私の見立てです。