書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

お年を召した方ってむしろ今どきな気がする

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今住んでいるところの町内会の会合に出席しました。

順繰りで、今年度順番が回ってきたので。

 

地区役員だったり、役職についている方だったり、10数名が集まっての会合。

ほとんどの方が、リタイアした(もしくは仕事を抑えてらっしゃる)70代の方々。

マンションなど集合住宅が増えているとはいえ、まだまだ戸建も残っている、

街の中心部に近い、古いエリアですからね。

 

こういう会合、ってえてして、ベタベタした村社会の縮図をイメージしがちですが、

そんなことはなく、むしろシンプルでサバサバして合理的。

みなさん忙しいし、ご都合もあるでしょうから、

レジュメが配られ、要点のみ説明、課題のみ提言。

30分という時間内で見事に終了。

食べ物や飲み物も配られ、時間のある人は残って食べてもよし持ち帰る人は持ち帰ってもよし、

で、早々に帰る方と半々。

 

そういえば引っ越したばかりの頃、町内会の説明を受けたときに、

町内会っていっても強制的に何かやるってわけじゃないから、

もう今ね、そんな時代じゃないから、

ただ、一応どういう人が住んでいるのか認識する程度だから、って言われて、

確かに別にどうのこうのはなくって、ほっとした記憶が(実際にそのとおりです)。

 

 

私の周囲を見渡しても、意外となのか、そんなもんなのか、

今のお年を召した方って、危機感もあるのかもしれないけれど、

時代に即した対応をされる。

同時にものすごく田舎の人が、必ずしも村社会の中ではなくもっと自由な空気感の中で生きていたりする。

 

むしろ、中途半端なポジションとかエリアにいる人の方に、えっ、今どき?を感じることが多い。

彼らの上にいる人は本当はそんなこと思っていないかもしれないし、新しいことに迎合するかもしれないのに、変に気を回して、もしくはことを荒立てずスムーズに運びたいのか(自分が責任を負いたくない)、既存の論理で押し通す、という表れなんだろうなぁ。

う〜む。