書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

男の子とか、女の子とか

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仕事柄、オーナー、経営者、社長といったトップの方々にお目にかかることが多くあります。

おっしゃっている内容もこちらに対する姿勢も素晴らしい!と思うのに、ときどき、残念だな、と思う言葉を発する方がいらっしゃいます。

 

それは、

男の子、女の子

という言葉。

 

これ、若いスタッフのことを指しています。

「うちの女の子」「うちの男の子」とおっしゃいます。

 

引っかかるんですよね〜。

謙遜もあるのかもしれませんが、聞いていて感じのいい言葉ではありません。

男性スタッフ、女性スタッフ、若手スタッフ、

いや、単にスタッフでいいんですよね〜。

 

なぜか。

男の子、女の子

って響きが所有物っぽいんですよ〜。

主従関係が明確というか、雇ってやっている、みたいな態度がどこかに滲み出るんです。

スタッフと言うと、その人の仕事の能力、自分の会社の戦力と認めていて、リスペクトも感じられます。

 

そして、取材や打ち合わせ中に、資料を渡す、といったタイミングでその人が入って来たときに、自分のことを

男の子、女の子

って言われたらどう感じるかな、とも思うのです。

私だったら、やっぱりいい気はしないですね。