書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

フリーランサーとはフリーターである

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イギリスから帰国したとき。

まだどこに住むかわからなくって(国外転出の手続きをしていたので、住民票もない)、仕事もどうなるかわからなくって(フリーでやっていこうとか勤め人になろうとか、どちらにも強い意志はなかった)、

あ〜、これって、何かあったら、

“住所不定、無職”

って報道されちゃうんだなぁ、って思ったことがあります。

 

そのあと、なりゆきで今日までフリーランサーなんだけれど、

フリーランサーもフリーターも社会的存在としてはまったく変わらないなぁ、というのが当事者の印象です。

 

だって何も、何の保証もないし、まったく信用されていないんだもの。

だいぶ緩くなったかもしれないし、過去の遺物となりつつあるけれど、現実的なところとして、

・クレジットカードが作れない
・ローンが組めない

・家を借りるのが大変

とか。

 

仕事をすることにおいては、フリーランサー/フリーターであることがどうのってことはほとんど感じないのだけれど、

社会的にはまったく信用されていない、という。要は生き方が容認されていないマイノリティーってことなんですよね〜。

まあ、社会から信用されるようになったらおしまいかもしれないので、

これはこれでいいのかもしれないけど(笑)。