書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

クリスマスはX’masじゃないよ

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ハロウィーンも終わり、いよいよ年末に向かってまっしぐら!な日々となります。

年末年始といえば、クリスマス(イヴ含む)、大晦日、お正月と大きな祝祭日が続きます。

 

今やすっかり日本でも当たり前となったクリスマス。

英語だと、ChristmasもしくはXmasで、これらの表記もよく見ます。

 

同様にX’masとXのあとに‘(アポストロフィー)がついた表記も見ますが、言語学的には正しくない。

なぜなら、‘(アポストロフィー)は略したときに使われるもので、

Xmasの場合のXはChristを略したものではなく、ChristをXにおきかえたものだから

(このあたり、ぐぐってみると簡単に出てくるかと思います)。

でも、日本だとX’masをよく見るかな〜。

 

私はあまり細かいことは気にしない質なのですが、X’masに拭いきれない違和感があるのは事実。

これ、大学の言語学の授業で取り上げられ、それが記憶にしっかり残っているから、かもしれません。

 

 

一番いいのは、X’masでもXmasでもなくChristmasと綴ることのように思えます。

Xmasも結局はChristがXにおきかえられている言葉なので、

対象に外国語スピーカーがいて、きちんとした表記をしたい場合は、Christmasとするのがいいか、と。

日本語スピーカーに向けてだったら、英語表記にせず、クリスマスでいいんじゃないかな、とも感じます。