書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

インタビューではなくヨイショが目に余るなぁ

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ラジオをつけている時間が長く、聞くともなく聞いていると、気になるのは、取材なのにヨイショに始まりヨイショで終わるケースが多い、ってこと。

すでに知っている情報をふわっとなぞって、すごいですね、すごいですね、といちいち言う。

 

う〜ん、これって取材なんだろうか。。。

 

私の場合、仕事で取材は多い。

取材する側は私ひとり、が多い。

編集部やクライアントが一緒ってときもあるけれど、その時に主に取材をするのは私。

 

ときどき、取材の主導権はほかの編集者やライターが握ることがあり、

私がほとんど口出しをしないこともある。

 

するとほかの人の取材ぶりがよく見える。

 

長いキャリアのある方が取材の主導権を握り、ヨイショに終始した方がいて驚いたことがある。

 

 

人じゃない。自分もそうしていて、本質を聞き出せていないのでは。

気をつけよう、と深く思った。

 

 

ただですね、ヨイショもあまりにすぎると、それは芸の域になるなぁ、というのはラジオを聞きながらぼんやり思ったりもする。

もっともそれは突き抜け具合がすごいのだけど。