書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

これまででいちばんきいた言葉かもしれない

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引っ越して半年経ち、ようやく段ボールに入っていたものをいったん出して区分けが終わったところ。

家具などもほとんど処分してきたので、収納家具などはこれから買う、

引っ越しでは、移動を最優先。

ゴミも何も一緒にやってきて。要るもの/要らないものを整理中。

 

今、収納家具を買うと、そこに何もかも突っ込んじゃうのは目に見えているから、

俯瞰で見渡せる状態にして、踏ん切りがつかなかったものを処分したりしています(着物とか、ね)。

 

書籍とか雑誌とかが多い、多い、多い。

引っ越しの際に約1000冊処分したと思うけれど、全然減ったように見えない。

それでも、引っ越してきて、50冊ぐらい処分しただ、かと。

相変わらず、減ったように見えない。

 

今やらないと、増えはしても、減ることはないでしょう。

私は、本も雑誌も書き込みをしなければ折ったりもしない。

大事に扱う方だと思う。

それと、自分が作る立場でもあるから、どこか情緒がつきまとうのよ。。。

 

 

同じ手放すなら、大事に扱ってくれそうなところに出したい。

あっ、近所に感じのいい、信頼できそうな古本屋さんがあったな。

どういうジャンルに強いか、訊いてみるか。

 

訪ねて、状況を説明し、話をしました。

スマホで画像を送ってくれたら査定しますよ、

必要なら台車もお貸ししますよ、

他にもこと細かに教えてもらいました。

 

そして、会話の中で、こんなことを言われました。

 

「古本屋が最初に覚えることは捨てることです」

 

 

頭を殴られたような気がしました。

 

あ〜、古本屋さんに預けるってことは、その役を担わせているのか。。。

 

誰かにその役をやらせるのではなく、自分のことは自分で引き受けないとね。

とりあえず目についた10冊を処分しました。