書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

出張や取材が入ると流れが変わる

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それまでもリモートワークのおこもり生活だったのが、新型コロナウイルスで拍車がかかりました。

そんな中、先日、4か月ぶりに泊まりの出張がありまして。

 

いやぁ〜、よかったなぁ。

最近、私生活ではフラれっぱなしで、人に会ってなかったせいもあってか、

久しぶりのスタッフの方々と一緒に行った取材はどれも楽しかった。

 

加えて、移動距離が長かったこともあり、

それまでの1〜2週間、なんだかくすぶっていたのが、ぱ〜っと視界が開けた感じ。

流れが変わった、というのかな。

 

 

リモートワークは悪くない。

目先の、自分だけで完結できるデスクワークは、いちいち出社しなくてもいいし、

すり合わせ、といったことであれば、わざわざ顔をつき合わせる必要はない。

 

でも、それだけじゃ、ないのよ。

もちろん、同じ取材でも現場で五感で感じるのと、オンラインでポイントだけをなぞるのとでは深みが違う。

 

同じ目標を持って、ひとつの企画のために、物理的に人が集まると、場のエネルギーが高まる、というのかな。

やる気に満ちた、いい空気感が生まれる。

 

それと同時に、人に会うことや移動することで、なんていうのかなぁ、波動というか流れが変わるというか。

変な話、特にこちらが不調なときやくすぶっているときは、ほんと、気分転換になる。

 

通勤があることで、仕事とプライベートの切り替えができる、ってのはよくわかる。

おこもりが苦にならない私でさえ、ずっとひとつのところにいると、いろんなことが滞ってしまう気がするもの。