書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

その物言いは神経を逆なでするんじゃないかな

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ラジオを聴いていたら、

「東京は除外になったちゃったけれど、落ち着いたら行くから待っててね!」

みたいなことを言っていて、

いやぁ〜、これって神経を逆なでしていないか、って気になっちゃった。

 

いい悪いではなく、

今行くとは言ってはいないけれど、ポイントはそこじゃなくって、

今の気分としては、とにかく、頼むから東京からは来るな!な心境だと思うのよね。。。

news.yahoo.co.jp

 

この記事がそのことを物語っていると思う。

 

冷静に考えれば、「東京は除外になったちゃったけれど、落ち着いたら行くから待っててね!」

はなんら悪くなくって、むしろ善意なんだけど、あえて言わなくてもいい、と思うのよ、特に今の時期。

 

理屈じゃない、と思うのよね。。。

そして、そこには「(わざわざ)行ってあげる」という傲慢さも感じる。

 

 

誰が感染してもおかしくないし、私とて、東京が諸悪の根源、東京除外についてはどーなの?って思うのだけれど、でも東京に住んでいない人にとっては、理性ではどうしようもない本音。

それを大半の人が口にしないように(だよね?)、こちらからもわざわざ火に油を注ぐ言動をする必要はないんじゃないかな。

 

上記記事のように旅行先の人たちが声をあげる分にはいいけれど、東京の人が声をあげるのは、受け取り方が違うだろうしなぁ〜、って思っちゃう。

 

なので、同じ企画をするにしても、タイトルの立て方を変えて、

「あ〜、今はまだ行けないけれど、ここに行きたい!」

ぐらいにすればよかったのに。