書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

ビデオテープを処分しました

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契約してから 2〜3週間ほどで引っ越したので、ドタバタ劇。

日々の生活に必要じゃないけれど、でも手元においておきたい“グレーゾーン”のものはいったん、収納サービスのサマリーポケットに預け、

明らかに処分できるものは処分しつつ、とにかく移動優先、ゴミも一緒に引っ越した次第。

 

引っ越しの段ボール箱の荷ほどきは終わったものの、連れてきたゴミもあるので、整理整頓はまだまだ続くのですが、

スペースができたのと、サマリーポケットには資料も預けていたので、そろそろ手元に、と思って取り出したのが5月末。

 

6月に入り、急展開でライフワークのイギリス菓子の、リアルに製造販売をすることになって(↓)、

ricorice.hatenablog.com

 

そちらに心を奪われていて、取り出した段ボール箱はそのまま積み重ねられた状態に(嗚呼、いつものパターン)。

 

イギリス菓子の製造・販売のペースが少しつかめてきて、

そろそろこの段ボール箱の山も片さないとなぁ、とようやく着手し始めたのは7月半ばになってから。

 

選り分けて、これは手元においておこうととっておいたビデオテープが10本程度出てきました。

すでに10本ほどは、引っ越す際に処分したのですが、

よくよく思い出すと、ビデオテープだけでなく、前の引っ越しのときにテレビもビデオデッキも処分していて、

どうしても愛着のある映画や録画したものを連れてきたのだけれど、10年近く観ていないんですよね〜。

 

出てきた10本のうち、これはもういいか、と思った2本は処分。

あとは、どうしようか、このまま持ち続けるのか、でも結局、前の家のときに観ていないじゃない、う〜む。

 

そんな折、通常なら夏は野外音楽フェスティバルの時期で、

知人がFBで1990年代の海外&日本のフェスについて言及していて、

日本で本格スタートした1990年代半ば以前、1992年のイギリスのレディング・フェスティバルの模様のビデオテープを私は大事にとっていて(この年は、グランジ全盛を反映させた、当時の“今の音”を濃縮したものすごいラインナップ、だったのです)、

そのことをコメントしたら、その方も、ビデオテープを大事に持っている、と。

 

そうよね、あの年のレディングはすごかった!と我が意を得たり、な気分になると同時に、

あっ、いざとなったらこの方にお願いしよう、

で、待てよ、数年前に、このレディング・フェスティバルの模様をどうしても観たくなったときに、YouTubeで視聴したような。。。

 

あっ、今の時代なら、どうにでもなる。

 

そんなわけで、レディング・フェスティバルをはじめ、ビデオテープをすべて処分することに。

同時に20本ほど連れてきたカセットテープも、数本だけ残して処分することに

(どうしても踏ん切りがつかないものが数本。今、処分すると後悔しそうなので、保留にしよう)。

 

 

YouTubeとかって、映像や音楽の誰かの記憶のアーカイブであると同時に、インターネット経由でシェアさせてもらっているんだなぁ。

いい時代になったもんです。

 

これで憑き物がとれたように、処分に拍車がかかるといいなぁ。

そんな期待も込めて、ここに書いておく次第です。