書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

自分の気持ちがこんな風に変わるなんて

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絶対的な強い信念を持って仕事をしている人に出会うと、すごいな、と感心する一方で、やっぱり私はタイプが違うなぁ、と再確認します。

 

ぼんやりと大枠でこういうことやリたいなぁ、と思い、その周辺をうろうろしているうちに、なんとなく縁ができ、声をかけてもらったものをやりながら、これおもしろい、あれがいいかな、ときに違った!を積み重ねて、今にいたった、って感じ。

 

こういことやりたいなぁ、という私の意思はふわふわしていて具体性がない。

その代わり、ってわけじゃないのだけれど、気分が乗る/乗らない、が大きな判断基準になります。

そして、これに私は抗わない、んですよね〜。

そう、私の場合、大事な判断は、理性でなくって本能に従っちゃうのよ。。。

 

 

今年、2月上旬に、8年ぶりに東京に戻るときには、仕事を変えようとか変えたいとか、思っていなかった。

それまでの流れの延長、ぐらいに思っていて、

リモートだったのが、東京に戻ることでやりやすくなるなぁ、ぐらいの認識で、

なので、戻ったあかつきには連絡入れたり挨拶に行ったりしとかないとな〜、とぼんやりと思っていました。

 

ところが、です。

東京に戻ったら、気乗りがしない。

もちろん先方から連絡があったら喜んでやりとりをするものの、

こちらから出向いて、ってことをする気がまったくしない。

 

そりゃ、仕事は欲しい。

でも、そんな気持ちで挨拶に行くのも失礼だしなぁ。

なんか、別のことしたいな、新しいことしたいな、という気持ちがムクムク沸き起こってきたんですよねぇ。

ムクムクは、だんだんと2つのことに形をなしてきました。

 

  1. 技術や知識を売る、適正価格で売る。おそろしく冷静に、ビジネスと捉えて、適正価格を得る(やりがい搾取、ではなく)
  2. フィジカルなことをしたい。手触りのあるリアリティが感じられることをしたい

 

相反することのようですが、私のとってはそうではなくって、

1は四半世紀以上やってきた、編集やライティングに関して。
これまで食がメインだったし、出版が主軸だったけれど、そこじゃなくてもいい。

むしろ、違うところの方が、クライアントも私も新鮮で刺激し合えて、いいようにも思える。

自分の技術や知識を適正価格で買ってくれるのであれば、ビジネスとして求められているものを、仕事で対価に応えたい。

 

2はライフワークのイギリスの食。

今までは、ネットを中心に情報発信をやってきたのだけれど(書籍出版も、ブログがやっていたからこそ)、実体を伴うこんなことあんなこと、がもっとできるんじゃないか、って思い始めたのです。
小さいけれど、少しだけれど、リアルを伴うことをしたいなぁ、やってみたいなぁ。

 

自分のそんな意識の変化が客観視できるようになったちょうどそのタイミングで、

後者の2について、動きが!

こんなことってあるのね。うれしいなぁ。

 

まだ、思いつきレベルで、やってみよう!な状況。

具体的な内容をこれからガガーッと詰めて、近々、お知らせします!