構造的な問題ゆえじゃないの
3月はよかったんですよね〜、書籍の売れ行き(↓)。
ですが、4月は前年同月比で21%減とのこと(↓)。
これ、需要はあった、確実にあったと思うんですよね。
なんせ新型コロナウイルスにより、おこもりになり、時間を持て余す人が増えたわけだから。
街の本屋さんに行ったときにも、本も雑誌も売れてる、って言ってたし(↓)、
読書の企画もよく見るし。
ただねぇ、欲しいのに手に入らない。
Amazonで注文しても、急ぎでないからいいんだけれど、後手に回されちゃったし、
私が住んでいるところは街の反屋さんが健在だけれど、
それでも雑誌はすぐに売れて入手できないし、
なので売れ行きが落ち込んだのは、需要と供給システムのギャップに他ならない、と思うんですよね。
先日、出版社の人と話したときも、同じこと言ってたな。
う〜ん、商機が目の前にあったのに、みすみす逃すなんて、ねぇ。
出版不況って言うけれど、こんな感じで、自ら作り出してるじゃん!
こういうときに、先送りにしていた、もしくは時代に即した手を打たなかった根本的な構造の問題が浮き彫りになるなぁ。
私は21世紀に入ったら、本や雑誌の流通システムは崩壊、もしくは大きく変わる、と思っていたのに、変わらずダラダラここまできて、
でも、もういい加減、大鉈を振るう時期にきたんじゃないかな。
流通もだけれど、本をどう売るか、どこで売るか、そもそもの本や雑誌のあり方含めて、根本から見直すいいチャンスにしたいなぁ。