書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

あなたに言われる筋合いはない、うるせーよ、って思っちゃう

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 テレビをおいていないので、ラジオや音楽を流していることが多い、

ラジオは日本語の放送だと、AMがメインです。

 

最近はあまり聞かないかなぁ、GW中に多かったんだっけ?

聞くともなく聞いているから、ぼんやりとした記憶、なんだけれど、

CMに紛れて(?)、流れてくる提言を聞くと、なんだか違和感、ちょっとした反発を感じてしまいます。

 

それは、ラジオの人気パーソナリティーが“ステイ(アット)ホーム”を訴える、ってもの。

 

うううう〜ん。

 

政府なり、厚労省なり、都道府県や市町村の行政なりの広報として、または番組内で企画やパーソナリティーが意見として言うのは、まだわかる。

でも、ラジオ(民放放送連盟、か?)が啓蒙キャンペーンみたいに“ステイ(アット)ホーム”を言われると、「うるせーよ! あなたに指導される筋合いはない」な気分に陥ってしまう。

 

その先に、「おうちでラジオをきいてね!」みたいな着地点があると

(言わないだけでそうだとは思うんだけど)、

「ははは、そーだよね」で笑って聞いていられるけれど、

正面切ってマジメに、ラジオ局から“ステイ(アット)ホーム”を訴えられてもなぁ。

 

そもそもラジオ聞いてる人は“ステイ(アット)ホーム”しているわけで、

それを行政や企画でないところからも折り畳むように言われると、

「やってるよ! うるせーよ!」

な気になんないかなぁ。私はそう。

 

 

もっと言うと、自粛は要請であるわけで、指図される覚えはないし、なぁ。

今の状況でなるべく家で過ごすのがベストなのは、私とて重々承知していて、

もともとがリモートワークでコミュ障だから、おこもりでもそこまで生活に大きな変化はないんだけど、

自分の意思で家にこもっているのと、要請されて、だと心のあり方は違うよね〜。

 

もともと社交性のある人が辛抱できなくなる、のは責められないし、なぁ。

だって、コロナウイルス以前は、賑やかな交友関係やキラキラしたスポットに出かけて、SNSにあげて、リア充と羨望もしくは揶揄されるほど、生活を謳歌していたのに、

価値観はガラッと変わり、そういう生活スタイルは今や“敵”とみなされているんだもの。

ストレスは相当なもんだとお察しします。。。

 

なので、“ステイ(アット)ホーム”を繰り返すことで、

そういう人たちを追い詰めないでよ〜。

逆効果じゃない、って気になるのよ、おこもり体質の私ですら、そうだから。

 

付け加えると、“絆”とか“大事な人”とか“約束”とか、ふわっとした“いい”とされる言葉に包んで物申されるのも、うんざり。
こんな感情論を押し付けられてもなぁ。