書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

今行きたいところ、今食べたいもの

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かれこれ10年ほどリモートワークをして、

加えて内向型、というのもあり、おこもりは慣れたもの。

でも、選択肢がある中で自主的に行うのと、要請されるのとでは、

後者はやっぱり閉塞感がつきまといますねぇ。

 

私は食関連の仕事が多く、外食や購入して食べる機会も多いのですが、

今いちばん行きたい場所は、飲食店ではなく、美容院。

とにかく美容院に行きたい!

 

では、今まで頻繁に行っていたか、っていうと決してそんなことはなく

(その理由は美容院での会話が苦手だから、ってのが大きかったのだけれど)、

平均すると2カ月に一度ぐらい、か。

ricorice.hatenablog.com

 

確かにそろそろ2カ月美容院に行っていないのだけれど、

1カ月前ぐらいから、美容院に行きたくって行きたくって仕方がないのだけれど、

この状況なので、二の足を踏んでしまっています。

 

 

これって、行かない選択を求められているから、余計に行きたいのかもしれないし、

美容院で髪をカットすることで、気持ちもさっぱりさせたいのかもしれない。

 

不思議なほど外食したい、デリバリーやテイクアウェイでレストランの味を食べたい、というのはなくって、

作って食べたい、もっというと再現したいものであふれている。

 

オムライス、サンドイッチ、鶏ひき肉のハンバーグ、ドーナッツ、パンの耳を揚げたの、食べたいなぁ、蒸しパンもいいなぁ、

と舌がすっかり子供の頃の記憶を求めている。そして、そこには明確に、この味!がある。

今食べたいのは、自分に刻まれた、昭和感満載のものなんだよなぁ。

これらは嫌いなわけじゃないけれど、普段食べないどころか思い出しもしなかったのに。ね。

 

 

美容院にしろ食べたいものにしろ、

新型コロナウイルスでおこもり生活をしているからだろうけれど、

これらを求めるのが、どういう思考回路なのか、気になるなぁ。