“読むこと”の復権が起こるのか
ここ1〜2カ月ぼんやり感じてること。
・人々が家で自由に使える時間が増えたこと
・不安定な現状からの逃避
などから、“読むこと”の復権が起こるんじゃないかなぁ、と希望を込めてぼんやり感じています。
まあ、それも状況によって大きく変わっちゃうんだろうけど、とりあえず現時点では。
もちろんデジタルでもいいのだけれど、不確実な今だからこそ、そして距離を求められる今だからこそ、手触り、みたいなものが求められ、紙の書籍が見直されるんじゃないかなぁ。
手にとった時の重さや紙の香り、ページをめくる感触など、デジタルでは得にくい、リアルにそこに確かにあるものとしての、紙の役割はあるんじゃないか。
私自身は今、無性に古典が読みたい。
時代の先を追いかける一般雑誌ではなく、内なる世界へ入り、人間の根底を表したようなものを読みたい。
『方丈記』とか読みたいねぇ。
数年前にやっと読んだ『夜と霧』も、最近また読み直して、なんだかものすごく希望を感じたし。
読み継がれているものって骨が強いというか、いつの時代も変わらない本質が基盤にあるんだと思う。
それに触れることで、心が落ち着くんだと思う。
これから書店店頭売り上げがどうなっていくのか、今まで以上に興味があります。