書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

Startng overの真っ只中にいるんだな〜、私

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もともと電話が得意じゃなくって、なおかついつでもどこでも連絡がとれる状態が好きではなくって。

 

緊急を要する事態って滅多にない。

連絡がとれないならとれないで、それまでのこと、ぐらいに捉えているのだけれど、

さすがに仕事が絡むとそうは言ってられず、

携帯電話はイギリスから帰国して、再度東京に出て来て、

知り合いから請け負った案件で仕事を再開してフリーランス的な立ち位置になったタイミングで、

スマホに切り替えたのも、不具合が生じてきて、カメラ機能がダメになったときに。

とはいえ、撮影は基本、デジカメ。携帯やスマホは、デジカメのバッテリー切れなどの際のおさえ、として、という使い方をいまだにしていますが、海外取材を控えていたので、これを機に、と切り替えたのです。

 

そのスマホに切り替えたのが5年半前。

出張など出先では使うけれど、

日常生活だと、スマホで使うのは、メール、メッセンジャー、ショートメール、通話、ネット検索、LINE、たま〜に撮影、ぐらいで、

しかもラップトップを開いていればそちらが圧倒的なので、スマホはあんまり使わない。

 

だからなのか、経年劣化(なのかな?)によるぼんやりと不具合は感じつつも、精神衛生に支障をきたすほどではなかったのですが、

つい先日落っことしてしまい、打ちどころが悪く、液晶がマズイ状態に。

外にいるときだったので、用事をすませて、その足でお店へ。

 

落っことしたときに、やっちゃった!とか、しまった!とか、思わなかったんですよね。

あ〜、これはスマホも替える時期、ってことかぁ〜、と感じ、

一応、故障・修理として申し込んだのですが、

このタイミングで機種変更した方がいいんじゃないかと思っている、と伝えると、

確かにもう部品とかもないし、その方が得策だと。

 

閉店1時間30分前にお店を訪ね、お店を出たのは閉店して1時間経ってから。

時間がかかったのは、電話番号とLINEのデータ移行。

というのも落っことしたスマホの反応がとても鈍かったから。

 

「お店、閉店の時間でしょう、明日以降出直しますよ」と言ったのですが、

「前のスマホがかろうじて生きているうちにやっておきましょう!」という力強い言葉をもらい、プロがそう言うんだから、と任せることに。

 

なんとか電話番号とLINEは移管は終了。

LINEの履歴まではダメだった、と申し訳なさそうでしたが、

むずかしそうな状態を見ながら、

ダメだったらダメで、電話やLINEをくれた人から入れていけばいい、

大きな移動を伴った引っ越しと同時期だから、

人間関係もここで一度白紙になっていい、これからn生活は新しい人、再構築する人で埋めていけばいい、と思っていたので、

「LINEの履歴はたいしたことないから、問題ないです!」と返答。

 

 

スタッフの方が奮闘していらっしゃる間に、意識はあてどもなく脳内を駆け巡り、

いろんなことをいったん終了させて、新しく始める時期なのかもなぁ、とぼんやり。

船出というか旅立ちというか、starting overのときなのかもなぁ。

 

そこで浮かんできたのは、晴れた日に、シンプルな白いノースリーブのワンピース1枚で、岬(ホワイトクリフっぽい)の突端にたち、心地よい向かい風を受けて両腕を広げて、清々しさを体いっぱいに感じている自分の姿のイメージなので、いいことなんだと受け止めています。