当たり前だけれど、なかなかできないこと
仕事としては、普段、取材する立場にあることがほとんどですが、
イギリスの食研究家の立場などでは、取材を受ける立場に立つこともあります。
なかなかうまく答えらなず、ということは、自分の思考や行動が言語化できていないわけで、自身の問題点が浮き彫りになることこさることながら、
取材される立場に立って初めて気づくこともあります。
そのひとつで、反発を覚えるのが、
・先に結論ありき、着地点ありき
の取材。
そういうときって、話してもいない、思ってもいないことを記事にされるんですよね。
方向性が変わると上司に怒られる? 机上の空論で頭でっかち? その課題について勉強もしていなければ興味もない?
どれか一つが理由ではなく、これらのことが絡み合ってゆえなのかなぁ、と察しています。
ただ、いずれにしろ、そこには読者視点はないんですよね〜、あるのは保身。
そして、こういうことが遭遇すると、自分が取材するときにそういう面があるのでは?と省みるきっかけにもなります。
矜持を正す、です。
ここで(↑)言われているのって、ごく当たり前のことですが、実際のところなかなかむずかしい。
既成概念の惰性で進めちゃいけないなぁ、と改めて感じます。
自戒のためにも、こうして綴って記録に残しておくとします。