書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

当たり前だけれど、なかなかできないこと

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仕事としては、普段、取材する立場にあることがほとんどですが、

イギリスの食研究家の立場などでは、取材を受ける立場に立つこともあります。

 

なかなかうまく答えらなず、ということは、自分の思考や行動が言語化できていないわけで、自身の問題点が浮き彫りになることこさることながら、

取材される立場に立って初めて気づくこともあります。

 

そのひとつで、反発を覚えるのが、

・先に結論ありき、着地点ありき

の取材。

そういうときって、話してもいない、思ってもいないことを記事にされるんですよね。

方向性が変わると上司に怒られる? 机上の空論で頭でっかち? その課題について勉強もしていなければ興味もない?

どれか一つが理由ではなく、これらのことが絡み合ってゆえなのかなぁ、と察しています。

ただ、いずれにしろ、そこには読者視点はないんですよね〜、あるのは保身。

 

そして、こういうことが遭遇すると、自分が取材するときにそういう面があるのでは?と省みるきっかけにもなります。

矜持を正す、です。

 

 

www.asahi.com

 

ここで(↑)言われているのって、ごく当たり前のことですが、実際のところなかなかむずかしい。

既成概念の惰性で進めちゃいけないなぁ、と改めて感じます。

 

自戒のためにも、こうして綴って記録に残しておくとします。