書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けするメディアや仕事のあれこれ

ネットは普遍的な情報とも相性がいいのだ

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ある雑誌に8年前に寄稿した記事が、その雑誌のウェブマガジンに掲載されました。

cuisine-kingdom.com

 

もちろん時間が経過していますし、紙とウェブとでは文章の書き方も変わってきますし、この辺りは編集部で調整してくださった模様。

 

 

ウェブって即時性の高いものに秀でていて、それはそうなんだけれど、

その一方で普遍性のあるものは残りやすいメディアじゃないかなぁ、と思っていて、それを象徴することだなぁ、と感じました。

 

というのも、私は長年ブログをやっていて、アクセス数などを見るのですが、瞬発力があるのはもちろんニュース性の高いものですが、安定したアクセス数があるものって普遍的な記事なんですよね〜。

 

上記記事も、普遍的な内容を扱ったので、今回こうして再生してくださったのでしょう。

紙媒体だとそうはいかないんですよね。

雑誌の場合は次の号が出たらおしまいだし、書籍にしても安定的に売れていないと重版がかからず姿を消してしまうから。

 

一見紙の方が普遍的な感じがしますが、体裁としては形があり、だからこそなくなってしまう。

パッケージとしてはデジタルの方が寿命が長い。

 

たまに、ツイッターなどがきっかけで本が復刻したりします。

普遍性のあるものを求める声が、ネットというゆるやかなつながりやすさから広がり、結果、その声が大きくなって復刻にいたるというね。

 

これ、出版社にしてもありがたい話。

復刻を待望する声はその本に対する評価だし、同時に購買読者数を想定しやすいってのも。

本って1冊ずつ刷るのではなく、まとまった冊数を印刷するわけで、となるとその見通しがあらかじめ立っている、というのは仕事がやりやすいのです。