書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

念願叶って、築地本願寺に泊まったよ!

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ず〜っと気にはなっていたものの、

・門限がある

・お風呂の時間が限定されている

というのがネックで、なかなか泊まるにはいたらなかったのだけれど、

これじゃあ、いつまで経っても機会がつかめない、

1日ぐらいさっと夕食を済ませてさっと宿に戻ってもいいでしょ、と意を決し、連絡を入れたら、

あいていました!

 

その宿泊地とは、築地本願寺・第一伝道会館です(注:宿坊ではありません)。

tsukijihongwanji.jp

 

正面入り口、本堂の向かって右側、築地(場外)市場側に位置。

1Fは和食店になっていて、3階が宿泊スペースです。

 

門限は0.00(0.00〜05.30は門と入口が閉まってしまうのだ)、

お風呂は男女別大浴場で16.00〜23.00の利用。

 

大浴場ってのが私にとってはハードルが高くって、

私が温泉も銭湯も苦手なのは、熱いお湯がダメってのもあるのだけれど、

まったく知らない人と裸で同じ空間にいる、っていう心理的負担も大きい。

温泉旅館に泊まってもユニットバスがあればそちらを利用したいぐらいだ。

(もともとお風呂が好きじゃないし、普段湯船に浸からないからなぁ。シャワーで十分!)

 

他に選択の余地はないし、まあ、仕方ないなぁ、と思いながら、

大浴場に行ったら、誰もいなかった!

助かった!

カランは4カ所あり、それぞれシャンプー、コンディショナー、ボディソープつき。

お湯もぬるくってよかった(たまたま、か?)

 

お風呂だけでなく、部屋にはトイレがないので、こちらも男女別の共用スペース。

洗面所も同様。

 

いまどきだな〜、と思ったのが、ちゃんとWiFiがありました。

そして自動販売機はソフトドリンクだけでなくビールもあって、寛容だなぁ。

浄土真宗はお酒はいいんだよねぇ。

法事とかでお坊さんがいらしたとき、確かに飲んでたしな。

 

そして、お茶菓子(仏様にお供えしたお仏飯で作ったおせんべい)とインスタントコーヒーと粉末の日本茶の用意も。電気ケトルもあります。冷蔵庫はありません。

 

私が泊まったのは和室で、最大4人まで宿泊可能
(4人だとかなりぎゅうぎゅうだと思う)。

和室は12室、洋室は3室あり、洋室の場合はエキストラベッドを入れて最大3名まで利用可。

両タイプとも、ひとりでも泊まれます。

電源が4つあるのも助かる〜。部屋にはテレビもあります。

 

バスタオル、ハンドタオル、浴衣もあり。(歯ブラシはありません)

エアコンの効きがよくなくって、毛布を引っ張り出してしまった。

 

 

何より、宿泊料金が魅力的です。

築地のあの辺りのビジネスホテルの半値以下、じゃないかなぁ。

しかも私の場合は、門徒(うちは浄土真宗本願寺派西本願寺)なのだ。真宗大谷派東本願寺)は別)なので、少し割引きが適用され、シングルユースで5000円未満!

いやぁ〜、破格値です。

そして、対応がとても親切で、ありがたかった!

 

 

築地本願寺に泊まるんだ〜」と言ったらびっくりされて、そうか、知られていないのか。

チェックインのときに少し話したら、テレビなどで紹介される機会が増え、ウェブサイトもあるので、かつてよりは知られるようになった、とのこと。

連泊の方が多く、水〜土曜、特に木・金曜はいちばん稼働率が高いそーです。

狙い目は、日・月曜、とのこと。

 

で、宿泊も修行の一環という考え方、ホテルではないので、それこそ門限やお風呂の時間制限を改善してほしいだの、はちょっと、と。

そんなこと承知で泊まるんじゃないの?

クレーム入れる人、いるんだねぇ。

 

 

でもって、本堂が隣ですからね〜。

頑張って早起きして、7時からのお勤めにも参加しました。

たまには、こうやって精神を浄化させるのもいいでしょう。

立地や金額もですが、もしかしたら清々しい気持ちになれるのがいちばんのよさかもしれない。