書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

振り袖じゃなくてもいいんじゃない

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成人式に振り袖を着る、ってまだまだあるのねぇ。

むしろ、そのことに驚いてしまった、このニュースを読んで(↓)。

headlines.yahoo.co.jp

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セレモニーだからスマートな服装で行くのは、そりゃそうだ、ではあるのですが、

振り袖じゃなくてもいいんじゃないのかなぁ。

 

スーツでもいいだろうし、

ワンピースに小物や靴をうまく組み合わせて、

鮮やかなスカートやパンツを上手に着こなして、

でもいいんじゃないのかなぁ。

 

振り袖ばかりにフォーカスが当たるようで、

よく言われる着物業界の思惑もあるのかもしれませんが、多様性とか言ってる割にはそういう報道って見ない気がする。

 

 

私は振り袖を着たことがないし、そもそも成人式にも大学の謝恩会も行っていない。

成人式は30年前のことで、そのときに大学の同級生が振り袖を作る、振り袖で出席する、みたいな話をしていて、

振り袖を着るとか成人式に参加するとか、過去の遺物で、そういう人もいるんだろうけどマイノリティーだと思っていたら、それは私の方だった、というね。

 

振り袖を着たい、参加したい、を否定はしないよ。

したい人はすればいい。

でも、そんな人ばかりじゃないよね。

 

私自身は、成人式も謝恩会も、たかだか1回のために大金をはたくなんてムダ!と判断したんだよなぁ

(同様に、義務の披露宴にも出席しないし)。

 

まっ、私はそういうことに興味がなく、価値を見出していないわけで、

そのお金を旅行に使ったり、豪華な本を買ったり、絵を買ったり、学校へ行ったり、の方がよっぽど意味があるんですよねぇ。

 

 

それよりも、上記記事で気になった点が2つ。

 

・「周囲にも負けていなかったはず」

なんだ、これ?

マウント合戦の場なの? 勝ち負けはないんじゃないの? 

見逃しがちなこういうところに本音が出るよね〜。

 

・「ママ振」

私は、いちいちなされる(わけわかんない)ラベリングが嫌いです。

さらに、母親をママ、父親をパパ、といういかにも寄り添ったようなおもねるような上目遣いの言い回しは、心底苦手。