書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

ああ、よかった! ほっとひと安心

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慣れない媒体、慣れないテーマの寄稿の仕事が2つありましまして。

これでいいかな、どうかな、探り探りでなかなか執筆がスムーズにいかず、通常手がけている内容の仕事の2〜3倍は時間がかかり、最後はほぼ徹夜。

 

1本は、提出してすぐにおもしろかった!と返信があり、胸をなでおろす。
それは発注主が納得してくれた、というのではなく、最初の読者である人に響いた、ってという意味で。

 

もう1本は納品後すぐに受け取りのご連絡はいただいたものの、内容については言及されていなかったので、

大丈夫だったかなぁ、意図をちゃんと汲んで媒体に沿った恰好で文字原稿に反映できたかなぁ、という不安があって、ようやくお返事が。

 

結果、大丈夫だったようで、ほっ!

 

 

そうなんです、商業ライターとしての仕事って、別に自分の書きたいものを書くわけじゃない。

媒体が提供したいものを具体的に文章にする、ってのが仕事なので、ちゃんと意図を理解して、文体など体裁も合わせて、というのが仕事。

 

ケーキ屋さんがこういうお誕生日ケーキを作って欲しい、と依頼を受けるのと一緒かな。

そこでは、どんなケーキにするか(イチゴのショートケーキか、チョコレートケーキか、アイスケーキなetc)、大きさとか形とか、どんなデコレーションにするか、は、オーダーする人に合わせるわけで。

作り手側のこういうケーキを作りたい!が第一義じゃないんですよね〜。

 

 

OKをいただいて、ほっとひと安心。気持ち的に無事に年を越せそうです。