書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

こんな再会もあるんだ〜

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数カ月前に、面識はあったけれどちゃんと話したことのない人と会食する機会を得て、

「○○に行くといいよ。そこにヒントがあると思うよ」と。

 

へぇ〜、○○かぁ。

 

あっ、あの人も!この人も!とそこに縁のある人が思い出され、

そして言われたことが妙に響いて、頭をから離れず。

 

もちろん言ってくる相手にもよるけれど、聞いたときに拒否反応がなければ、私はするっと行動に移すタイプ。

が、このとき、体調は悪いわ、やること山積みだわ、ですぐに動けず。

 

そうして1カ月後、病院で「(いったん)もう大丈夫ですよ」と言われ、

すぐにもろもろを確認し、近々でちょうど体があく、それだけのタイミングで○○を訪ねたのでした

(そのため、その後、ぜいぜいいうことになったのですが)。

 

 

あっ、と思い出された○○に縁がある人の1人はそこに住んでいるわけではなく、

バタバタしていたので前日にようやくメールを入れたら、すぐにレスがきて、

○○に到着したら、先方にも話してくれていて、ウワァ、ありがたい! 親近感がぐっと増す。

 

その方は、仕事で2度ご一緒したことはあるけれど、

その方との仕事のダイレクションをしたのは、(私ではなく)クライアントさんがいらして、

そのせいもあって、仕事が終わったらあっさりさようなら。

 

でも一緒にいる時間のなかでは他愛ない話もするわけで、

その人が○○に縁があるって知ったのは、そんな会話の中。

そのときは深堀りするわけではなく、会話の流れの中でさらりと登場したにすぎなかったんだけれど、

その話を聞いたときに、行ったことはないのに、そこの風景が頭の中にふわ〜って広がって、

私の記憶装置は完全に視覚イメージだから(人の名前なんかも音ではなく視覚で覚えているので、書けるけど読めないこと、ままあり)、

その会話を交わした日からずっとしまっていたその映像イメージが、パンと蘇ってきたのよね。

 

 

こうやって再び、というよりもプライヴェートで初めてやりとりをして、

近況もいろいろ知れて(ちょうど○○についてのお仕事をなさったタイミングでなんという偶然!)、

精力的に活動なさっている様子に、うれしくなってしまった。

同時に、よし、私も頑張らなきゃ!って気にさせてもらえる。

外に向けてギラギラした感じじゃなく、自分の内でじわじわと、ね。

 

 

それにしても、久しぶりの人とこんな風につながることもあるんだねぇ。