書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

もうたくさん! もうやめにしよう

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体調不良が1〜2カ月続き、結局、要輸血レベルの貧血。

スローペースになって仕事はたまるし、書籍の仕事は大詰めを迎えるし、

で今、仕事場が、文字どおり足の踏み場もないケオスと化しています。

 

優先順位、ってもんがあって、仕事、とか、睡眠&食事(私にしては、随分削ってるなぁ)とか、を優先すると、片づけるとか掃除をする、ってのは二の次三の次。

だって、仕事は責任とかもあるけれど、私の場合は自分のアイデンティティというか、存在価値というか、矜持を正す、というか、もうこれが生きる上での主軸なんだね〜、私から仕事をとったら本当に何も残らないわけだし(本当は、仕事だって全然大したことはないんだけれど、一応、本人はそう思っている)。

睡眠&食事は命に関わるけれど、片づけや掃除はしなくても生きてはいける。

今は生活の質を言ってる場合ではないのだ。

 

でもね、要輸血レベルの貧血と診断される前の状況は、それこそ血液が激減して致死量にいたったときのことが否応でも思い出され、

体験的に、まだ死ぬレベルじゃない、ってのはわかったんだけれど、

同時に、致死量にいたって生死を彷徨ったときに、

人間って思わぬところからやってくることであっけなく死んじゃうんだな、と痛感したのも事実。

なので、今回も、直接、貧血が理由ではないにしろ、きっかけで、死んじゃう、ってことは起こりうるよなぁ、とぼーっとした頭で思っていました。

 

で、いかんなぁ! 死ぬときぐらい身辺をきちんと整えておきたい、と強烈に感じ、

そんな思いで汚部屋を見渡して、我ながら本当にうんざりしている今日この頃です。

 

持って死ねるわけではあるまいに。

保留にしていたものの、やっと踏ん切りがついた、というか。

ようやく、あれも要らないでしょう、これも要らないよね〜、な心境に。

 

ただですね〜、すぐ取りかかれないのが哀しいところ。

抱えている仕事の、書籍の仕事が終わるまでは、優先順位はこっちなんだよねぇ、途中で片づけを始めて、集中力が途切れるのも怖いし。

 

この気持ちを何とかキープして、校了(書籍の仕事が終了)したあかつきには、大鉈を振るいたいと目論んでいます。