書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

程よい距離感が肝かもしれない

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高校の同窓会、地元で行われた本丸の会に参加しました。

50歳を迎えてからの開催なので、卒業して30ン年ぶりです。

 

正直、同窓会っていいイメージがなかったんですよね。

おじさん、おばさんたちが集まって、昔を懐かしむ&自慢話に花を咲かせる場だと思っていたんですよね。

どちらにも興味がないから、ふ〜ん、ぐらいなもんだったんですよね。

 

それが地元開催に先駆けて行われた東京支部の会に行くことになり、

というのも運営期なので、一人でも参加者が多いほうがいいだろうってのと手伝いを兼ねて。

 

これが、その後の運営期による慰労会が、予想外に楽しかった!

大人の文化祭、って言っていたのもなるほどね、と思いました。

 

お盆の時期に開催される地元での同窓会は別に行かなくてももいいかな、帰省のタイミングが合って気が向けば当日参加で行こうかな〜、だったのですが、

行くことになり、こちらもスタッフ側としての参加。

そして、慰労会で初めて親交を温める、というね。

 

 

なんで楽しいんだろう、と思ったら、懐かしい話をしないからなんですよね。

きっかけで何組だった、みたいなのはあっても、それぐらいしか共通項がないから、昔話では話が広がらない。

今何やってのる? で、普段知り合えないような仕事をしている人がほとんどだからそれがおもしろい。

もう長年働いているから、それぞれがその道の(というよりもその人自身の)プロって感じで、へえええ〜っと。

 

それと、私は地元に住んでいないから気楽ってのもあるんだろうなぁ。

地元だと面が割れやすい、人目が気になる、というか。

今の時代、他人のことをどうのこうの、はないんだろうけど、でも心理的なハードルは高いとは思う。

自分も地元にいたらどういう態度で臨んだか、喜んで参加したのか、仕方ないなぁと内心思いつつだったか、まったく関わらないだったか、想像できないもの。

 

そう考えると人間関係って、程よい距離感が大事なんだなぁ、としみじみ。

それは、物理的な距離感や人口密度にある程度比例しているかもしれないね。