なるべくまっさらでいたいなぁ
20歳過ぎの若い方と話していたときに、その方が言ったこと。
出先でお昼どきになり、ふと見れば行列のある店が。
スマホでチェックしたら老舗だとわかり、値段もさほど高くない。
時間もあったり、好奇心もあって、行列とはいえそこまでではなかったし、ピーク時は過ぎていて出てくる人がちらほらあったので、入ってみた、と。
どうだったの?と聞くと、
私の口には合わなかった、と笑いながら返答。
斜に構えた風でも、遠慮がちでもなく、ごくごくフラットな言い方で。
これにちょっと感動してしまったのです。
なんというのかな、その素直さに。
なんだろう、と思って入った、っていうのも、食べてみたら、ちょっと違うなぁ、というのも、変な先入観とか誰かの価値観じゃないんですよね〜。
本来はこうなんだよなぁ。
情報ありきだと、付随する情報や、誰かの物差しや価値観も入ってきて、知らず知らずのうちに、前もって“こういう店”というのができあがるから、訪ねたときにどうしてもバイアスがかかるのよね。
なるべくまっさらありたいなぁ。
その人の言葉を聞きながら思ってしまった。
仕事だと下調べするのも仕事の一部、だけれども、まったくのプライヴェートでは前情報を入れない、を徹底してみようかな〜。
だいたい、50年も生きていると、見た目というか佇まいで、よさそうじゃないと判断して、当てずっぽうで入った店はだいたいアタリ!だもんなぁ
(アタリもハズレもさんざん経験してきたからだろうけど)。
それでいて、新発見することも少なくないもんなぁ。
若者の姿からは学ぶことばかりだよ。