書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けするメディアや仕事のあれこれ

なるべくまっさらでいたいなぁ

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20歳過ぎの若い方と話していたときに、その方が言ったこと。

 

出先でお昼どきになり、ふと見れば行列のある店が。

スマホでチェックしたら老舗だとわかり、値段もさほど高くない。

時間もあったり、好奇心もあって、行列とはいえそこまでではなかったし、ピーク時は過ぎていて出てくる人がちらほらあったので、入ってみた、と。

 

どうだったの?と聞くと、

私の口には合わなかった、と笑いながら返答。

斜に構えた風でも、遠慮がちでもなく、ごくごくフラットな言い方で。

 

これにちょっと感動してしまったのです。

なんというのかな、その素直さに。

 

なんだろう、と思って入った、っていうのも、食べてみたら、ちょっと違うなぁ、というのも、変な先入観とか誰かの価値観じゃないんですよね〜。

 

本来はこうなんだよなぁ。

 

 

情報ありきだと、付随する情報や、誰かの物差しや価値観も入ってきて、知らず知らずのうちに、前もって“こういう店”というのができあがるから、訪ねたときにどうしてもバイアスがかかるのよね。

 

なるべくまっさらありたいなぁ。

 

その人の言葉を聞きながら思ってしまった。

 

 

仕事だと下調べするのも仕事の一部、だけれども、まったくのプライヴェートでは前情報を入れない、を徹底してみようかな〜。

だいたい、50年も生きていると、見た目というか佇まいで、よさそうじゃないと判断して、当てずっぽうで入った店はだいたいアタリ!だもんなぁ

(アタリもハズレもさんざん経験してきたからだろうけど)。

それでいて、新発見することも少なくないもんなぁ。

 

 

若者の姿からは学ぶことばかりだよ。