しみじみしてしまうのは、こんなこと
先日、高校の同窓会に参加しました。
久しぶり、懐かしい、というよりも、初めまして、名前こそ知っているものの初めて会話を交わす人が大半で、いつもは私の周囲でお目にかからない仕事をしている人たちと会って、なんだかゆる〜い交流会のよう。
高校を卒業して30ン年ぶり。
高校のときの記憶があったとしても、卒業してからそのときまでの倍以上の時間が経過しているわけで、話していると、進んだ道も違えば環境も違い、最初は小さな違いがだんだん大きくなり、そうして今にいたっている、と思うと、しみじみしてしまいねぇ。
夜の新幹線の車窓から見える家々の灯り。
遠く、そして北のスコットランド・グラスゴーの小高い丘から、南のオーストラリア・アデレードのホテルから、タイ・チェンマイの宿から眺めた街の灯りetc。
それぞれの家にそれぞれの人たちが暮らしていて、それぞれの暮らしがありそれぞれのストーリーがあって、それぞれの人生があるんだなぁ、と思うと、じ〜んとするものがあります。
それまで触れていなかったそれぞれの人生を垣間見ると、当たり前だけれど、均一ではないそれぞれにとっては深い、そしてそれは大小や優劣がつけられない、かけがえのない物語があるんですよねぇ、本当に。