書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

なぜ結婚しないのか、訊かれて

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先日、高校の同窓会がありました。

懐かしい、というよりも、初めまして、名前は知っているけれど話したことがない人が大半。

なので、同じ高校という共通項のゆる〜い交流会のようでした。

 

とはいえ、初めまして、でも、そこはどこか幼なじみのような空気感があり、

だからこそ、こんなことを訊かれたんだと思います。

 

「なんで結婚してないの? 一度も、だよね?」

 

今の時代、正面切ってなかなか訊けないよね〜(笑)。

純粋に素直な疑問として訊かれたことにも、感動(ちょっと違う、か)。

 

「う〜ん、気づけば結婚しないで、今まできちゃった」

 

と答え、確かにそのとおりなんだけれど、もう少しちゃんとした理由があるような気がして、もぞもぞしてしまいました。

 

 

私自身は、結婚したい願望もしたくない願望もなくって、なんというか眼中にない、というのが正直なところ

(結婚することがあれば、事実婚がいいなぁ、とは思ってはいるけれど)。

なので人の結婚もまったくの他人事だし、翻って自分はどうか?とか考えないし、へえ〜、な感じで過ごしてきたのです。

 

 

「何言ってるの、あなたのスペック不足でしょ? 自覚しなさいよ」の意見はおいておいて

(私は、スペックも大事だけれど、最終的にはタイミングや相性が人生のいろんな局面を左右すると考えているので)、

ricorice.hatenablog.com

 

結局、どこまで本気か、に尽きるのかなぁ、と思いいたりました。

 

優先順位が高く本気度が強ければ、公言もするし、アンテナも張るだろうなぁ、と思うのです、私の場合。

それをしない、っていうのは、自分のなかで重要事項じゃない、ってことなんだよね。

なので、振り返ってみれば目の前に流れていた情報も、アンテナを張っていないからキャッチしなかった、んだろうなぁ。

 

 

もちろんすべて本気度に比例して実現化するわけではないけれど、自分のベクトルが向かわないことには、物事は自分の側につかないんじゃないか、って思うのです。

 

ポンと与えられる人生の人もいるだろうけれど、基本的には自分から獲りにいかないと得られないんじゃないのかなぁ、と考えるのです。