デジタルになって紙が増えた皮肉
紙類のおかたしを本格的に進めています。
まずは着手しやすいところから、確定申告など、いわゆる書類関係を整理。
自宅が仕事場を兼ねているから、ってのもあるのですが、それ以外にも紙が散乱としていて、まだまだなかなかな状況ですが、
こうやっておかたしをしていて、
デジタルに移行したことで、かえってプリントアウトしたものが増えた、ってことを痛感しています。
これまでもぼんやりと感じてはいたのですが、目の前に突きつけられている感じ。
なぜか、っていうと、例えば、メールのやりとり。
重要なものはプリントアウトして、付箋をつけたりハイライトを入れたりしているのですが、以前は企画書、契約書、請求書、領収書以外は口頭でやりとり、でメモをとるってことが大半だったので、重要書類以外は手元に、ない。
校正もそう。
以前は印刷所から、初稿、色校、念校(例外もあるけれど、だいたいこんな感じ)で、まとめて出てまとめて戻す、だったけれど、
今はデザイナーさんがデータ修正をかけて印刷所に戻すことが多い。
となると、一発勝負、ではなく、修正、確認のやりとりがしやすいのはいいのだけれど、その都度、プリントアウトして保管するので、これがものすごい量、なのです。
画面で見ればいいじゃないか、という声もありますが、
文字原稿にしろレイアウトにしろ、一度プリントアウトして刷り上がったもので見ないと、間違いとか発見しづらいんですよね〜。
画面だとつらつらと目で追うのが、プリントアウトするとパッケージ化されて、全体を見渡せる、
ってことも理由としてあるのかな、と思っています。
別段、以前がよかった、というつもりはありません。
デジタルに移行したことで、たとえば、いちいち受け渡しに出向く必要がなくなり、ラクになった部分の方が大きいのですから、
とはいえ、デジタルになったがゆえに紙が増えるという皮肉。
雑誌の場合は次の業が出たら、ある程度処分できるのですが、書籍の場合はそうはいかず、見極めもなかなか難航しそうです。
自分でルールを作らないと、この状態が続くのは目に見えています。
おかたしをすると同時に、傾向と対策を考えたいと思います。