書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

身軽になりたいなぁ

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あるプロジェクトがスタートしました。

大きな仕事は毎回毎回、課題があって、それは制作そのものもなんだけれど、それに付随する物理的な問題、距離の遠さをどうクリアするか。

 

私がダイレクション(映画でいうと監督ですね)する書籍の仕事は、出版社は東京で、私は遠隔で、撮影はこちらで行ったこともあったけれど、基本、監修の方もカメラマンさんもデザイナーさんも、要するに私以外のスタッフは皆東京なので、私が東京に出向く、というのが続いていましたが、

今回は、それぞれバラバラ。

 

動き始めたばかりなので、連日のようにやりとりをしていて(私は最初のコンセプトをがっちり詰めて、あとは軸さえブレなければ比較的自由にしてもらうやり方です。一緒に仕事をするのはプロだから遊びの要素を残して、上がったものを見て、こうきたか!というのもおもしろいしね)、

ワードやエクセル、メールなどが難なく使え、しかもマメに連絡をくださる方々で、随分助かっています(これらが苦手な人もいるし、特に年齢が上がると、いちいち電話って人もいるからなぁ)。

 

とはいえ、集結が必要な場合もあるわけで、さあ、どうしようかな、と思案中。

 

 

ほかで進行中のものも、これまでにない関わり方になるので、どうしようかな、というのが常に頭の片隅にあって、考える日々。

 

 

ああ、身軽になりたい!

必要なときに必要な場所にすぐに駆けつけられるようになりたい!

 

それを遮っているのは、プライヴェートの私の持ち物が多いわけではなくって(これはむしろ少ない、と思う)、鬼のように資料を抱えているから。

 

今年に入っておかたしを進めるなかで、個人のものは処分できるけれど、仕事関連のものはほぼ無理だと悟った。

しかもテキストとして残したいわけではなくフィジカルなモノとしてないと意味がない、んだよなぁ、私の場合。

 

じゃあ、どうする?ってのが課題。

寄贈するか、倉庫に預けるか、いまの時代、もっと抜本的な方法があるような気もするんだけれど。

 

これがクリアになったら、トランク1つ、身体ひとつで、自由に転々と生きていけるんだよなぁ。