書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

20歳の若者に「元気だね」と感心される

f:id:ricorice:20190307012226j:plain

 

先日、20歳の若者と一緒に過ごす機会がありました。

東京駅〜日本橋〜銀座(一丁目)をぐるぐると3〜4時間。

 

地下鉄を使うほどの距離ではないし、歩く方が速いので、徒歩で回ったのですが、途中で、「元気だね」と。

「歩くのも速いし、エスカレーターも歩くし」。

「あっ、疲れたの?」と聞くと、

「いや、そうじゃない。やっぱ、東京だと歩くんだな〜、と思って。うちの親とか、歩くとすぐへたるもん」と。

 

その若者は地方都市者。

そうだよなぁ。車社会だと、ちょっとそこに行くのも車だもんね。

 

 

あ〜、そういえば、以前、東京に転勤になった高校の同級生も同じこと言ってたな。

「東京の人は元気だね」と。

 

最初、何のことかわからなかったけれど、電車の駅まで歩く、改札くぐってホームまで歩く、乗り換えで歩く、ず〜っと歩いている、と説明されて、あっ、そういうことか!と。

 

私とて田舎の子だけれど、自動車の運転免許をとったときはすでに東京だったから、車社会を実感として体験してない、のよね。

 

まあ、確かに、私は歩くわ。

時間が許せば、1時間は徒歩圏内だし。それはまったく苦じゃない。

よく歩くので、“散歩の鉄人”って呼ばれていたし。

 

 

これ、元気、とか、健康、とか、というよりも性分で、待つ、のが苦手だから、ってのもある。

電車で1駅だったら、距離や目的地(もしくは現在地)によっては、電車を待つ時間を考えると、歩く、を選ぶし、エレベーターが好きじゃないのは、待つのが苦手だから。

横断歩道の信号待ちするぐらいなら、陸橋や地下道を歩きたいし。

 

同じ理由で、エスカレーターを歩くのは、急いでいるからではなく、じっと立っているのが苦手なのです。

なので、エスカレーターが詰まっていれば迷わず階段。

 

 

エレベーターで歩くのは、急いでいるから、と認識されているに思え、確かにそういう人もいるけれど、実は、私のように、決して急いでいるわけではないのだけれど、じっとしていられない、って人もいると思うな。

 

 

結果として、元気、ってことなのかなぁ。

でも、重い荷物(仕事だと資料やラップトップを抱えているから)を持って、歩くことや運動に適していない靴(ヒールのある靴だったり)で、ガンガン歩くのは、果たして体のためにいいのだろうか。