書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

慣れないことこそ、新しいチャレンジ

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今年に入っていただいた寄稿のお話。

年明け早々の2本がいずれも、いつもとまったくく違うところからまったく違うテーマでのお話でして。

 

通常、ライターとして文字原稿を書くときは、

自分を媒介として、対象物を切り取って文字で表現するのが仕事です。

どういう視点かは必要ですが、対象を突き放して客観視することが求められているので、

個人の感想なんぞ要らないのです。

(私は文章を書くのが大好きな人がライターに向かない、と考えているのはここです。

 彼らはえてして自分を表現しようとする。対象にべったりくっついて、客観視できない。

 文章を書く、というのは、道具であり技術であるので、

まったくの苦手意識があればNGですが、

嫌いじゃないけど、ぐらいでちょうどいいと思っています)

 

ということは、自分のことを自分自身の言葉で語る、ということはしないんですね。

それが、年明けにいただいた2件は、こういうニュアンスのこと。

慣れない注文なので、相当悩むのはわかっていますが、

これも経験!とお引き受けすることにしました。

自分にとって慣れないことでも、打診があったものは、

それが嫌な感じでなかったら、

チャレンジあるのみ!で取り組みます!