書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

未来は思わぬところから思わぬ形でやって来る

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久しぶりな方からメールをいただきました。

 

内容は「ある企画に寄稿して欲しい」とのこと。

 

企画概要や条件を確認して、承諾したわけですが、

「寄稿して欲しい」のが今までやったことのない内容。

 

 

こういうところでは、私のこういう部分が求められているのかぁ、

と妙に感心したりして。

本人が意識していない部分にスポットを当てられる、っておもしろいね。

 

もっとも逆の立場で、この人、普段はこういうことが主軸だけれど、こっちの方向の仕事してもらうとおもしろいかも、

で発注することもあるわけで。

 

とはいえ、立場が逆になると、不思議な気分。

えっ、そこですか?みたいな、ね。

 

 

こういうことやりたい、というのは私の中にはあるのだけれど、

自分がやりたいことと求められていることが違うってことは往往にしてあること。

よっぽど興味が引っかからない、条件(スケジュールや対価など)の内容や提示の仕方に難あり、

以外は、流れに抗わず、やってみようかな、と引き受けます。

 

 

こうやって仕事してきたんだよね、こうやって生きてきたんだよね。

 

目の前に現れた船に飛びつきながら、対岸(それは終焉、死ってことだろうけど)に向かっている感じ。

豪華客船のこともあれば、いきなり放り出されて泳いだり、ボートをゆっくり漕いだり、いかだに乗ったり、フェリーで運ばれたり。

いずれも予期しなかった格好で目の前に現れて、ポンと飛び乗る、って感じ。

 

飛び乗った船は今までと違うことが多く、予想しなかったことも多く、

これが当面の現在〜近未来かぁ、みたいな、ね。

 

今回の案件も新しい船になるのかな。

不思議な感覚にとらわれています。