書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

作りおきおかずが苦手なわけ

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自分だけでなく、誰かに食事を定期的に与える立場であれば話は違ってくるのでしょうが、

私の場合は、日々の食事は、基本、自分の分。

 

とあらば、1人分を作るのは却って大変なのですが

(2人分か、ものによっては4人分が理想)、

でも、作りおきおかず、ってしないんですよね〜。

 

作りおきおかずが効率的で経済的なんだろーな、というのは、よ〜くわかっているのですが、

それよりも大事で優先させたいことがあって、

それはその時の自分の気分。

 

その時に食べたい物を食べたいのです。

結果として、それが連続して同じものであったとしても、

その時の気分になるべく即したものを食べたいのです。

そうすることで自分の機嫌がよくなる。

 

作りおきおかずは、作った時点で満足度がピークで、

それ以降は食べることが義務になるのが、どうにも堪えられないのです。

 

義務で食べたくないのよ、愉しみで食べたいのよ。

 

 

旅行も、よっぽどのこと以外は予定を立てないし、

不動産とか家族とか会社とか所有物や所属に興味がないのも、

いつでも思い立った時に自由に飛べるように自分をしておきたくって、

作りおきおかずが苦手、ってのもそれと同じ構造上にあるんだろうなぁ。

 

 

先日、私と同様フリーランスの方と、ふとしたことからそういう話になり、

その方も同様だったという。

 

こういう精神構造だからフリーランスなのか、

フリーランスだからこういう精神構造になったのか、

卵が先か鶏が先か、だねぇ〜、なんて言ったりして。

 

 

で、ふと、正社員、もしくはルーティンで働いている人は、

作りおきおかずOK派なんじゃないか、って思ったりして。

だからこそ、作りおきおかずみたいなものが出回っているんじゃないか、って感じたりして。

 

私にはない発想だわ。

いろいろ思いをめぐらせています。