より具体的により狭く設定していくのがいい
アイテム作りの相談を受けまして。
いざ、やろうとしたら、なかなか思うようにいかないのがその理由だそうです。
「コンセプトは何ですか?」と訊くと、
「えっ、必要ですか? とにかく、おしゃれなものを作りたいんです」。
「おしゃれなものを作りたい、というのも大事です。でも、何を作りたいかが明確でないと、どう作るかを先行しても、ピンと来るものは作れませんよ」
「う〜ん、何となくですけど、こんな感じです。(かくかくしかじか)」
「なるほど。もう少し、具体的に考えてみましょうか。例えば、〇〇〇〇〇〇〇〇、こういう視点であれば、〇〇〇〇〇〇〇〇、こっちの切り口であれば、〇〇〇〇〇〇〇〇」
コンセプトという言葉は理念にも置き換えられて、
これが、作りたい、やりたい、の基盤。
これがぐらぐらしていると、どんなに美しく着飾っても空虚に映ります。
なぜなら中身がないから。
軸というか基盤というかがしっかりしたものは、一本筋が通っている、っていうのかな、ブレない。
このとき。ぼんやりとしたコンセプトではなく、
より具体的により細かく考えるのが肝要。
なぜかって、そうすることで、具体的なイメージがわくからなんです。
そこまで突き詰めて考えれば、後は、じゃあ、商品に落とし込むか、具現化していくだけだから。
こういうの商品に限らず、すべてそう。
プロジェクトを立ち上げるにしろ、書籍を制作するにしろ、何かを作り出すときは、
コンセプト/理念がしっかりしたものが、関わる人も理解が速いし、
届けたい人に届けやすいんですよね。