書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

国際線に乗るたびにがっかりさせないでよ

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個人的には、言語はあくまで伝えるための手段、ツールであって使わないと意味がないと思っているし、

いくら英語教育を早い段階からやっても、オーラルに力を入れても、

その根幹はやはり文法だし、これをないがしろにするとただのおバカさんになっちゃうし、

それよりなにより、まずは、の段階で、態度みたいなものを教えた方がいいんじゃないか、と痛感するのは国際線に搭乗したとき。

 

飲み物や食事を選んだりお願いしたりするでしょ。

いちいち、Can I have a cup of coffee, please?という必要はないけれど、

a (cup of) coffee, please.

とは言ってほしい。

coffeeだけで済ませないで欲しい。pleaseを必ずつけて欲しい。

これ、本当にぞんざいに聞こえる。

 

同様に、飲み物や食事が運ばれたときに、

一言、thank youと言って欲しい。

目の前で何かしてもらって黙っているのは、本当に感じ悪い。

 

pleaseとthank youはマジックワードなのです。

これを添える/添えないで印象はガラリと変わる。言語能力じゃない。

 

 

上の棚に入れた荷物を自分の分だけ取り出したり(明らかに隣や前後の席の人のものもあるってわかっているのに)、我先に降りたり着席したりするのも、

本当にみっともない。

 

 

言葉も大事だけれど、それ以前に態度は大事よ。

まずは不愉快と思われる態度をとらないことが大事じゃないかなぁ。