プロの話はいつもおもしろい!
美容院が苦手です。
かけられたケープやタオルで妙に肩が凝るのと、
美容師さんとの他愛ない話が。
なので、話しかけられてもたいがい生返事で、ぼーっとしています。
先日、重い腰を上げて久しぶりに美容院へ。
その方も必要以外のことはさして話さず、かつ理解や決定が速かったので、
すぐさまカットに。
「かなりうねってますね。ゴムで縛ったりしてました?」
「いえ。今日は美容院に来るってわかってたから何も。うねりは加齢とともに、ですね」
「昔は違ったんですか?」
「ストレートとまではいかないけれど、こんなにうねうねしていませんでした。髪の毛自体が随分細くなったし」
に端を発し、
「でも、年齢の割に随分しっかりしていますよ、量も多いですね〜」
「量はそうですね。毎日あれだけ抜けるのに、減らない」
「染めてないですよね? 黒いですね」
「染めてないです。でも、たま〜に白髪が抜けますよ」
「いやいや。充分以上に黒いですよ。髪の毛を耳にかけても平気でしょ」
(白髪が顔まわりにあると、気になる人は隠そうとするので、耳にかけたり、をしないそう)
私は、若く見られたい願望がなく、アンチ・アンチエイジング派なので、年相応でいいと思っています。
ただ、向こうからは、「それ、加齢ですよ」とはなかなか言いづらいだろうから、
先手を打って、こちらから、「相応に歳とってますから」と言うと、
安心するのか、フラットにいろいろ話してくれる気がします。
そこから白髪の話に。
知らなかったのですが、白髪になるメカニズム、ってわかっていないんですね。
遺伝、体質、食生活、ストレスなど、理由はさまざまでひとつではないものの、
じゃあ、どういう組み合わせで、とか、これ!という決定打は解明されていないそうです。
「これ、わかればノーベル賞もんですよ」なんてその方はおっしゃっていました
知らなかったな!
風邪と一緒ですね。一般化しているけれど、特効薬はない、みたいな。
こういうの、プロならではの話。
美容院の無理やりな最大公約数的な他愛ない話は苦手だけれど、
プロならではの話はおもしろいな。