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食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

Airbnbってこんな感じ

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ここ2〜3年、国内外問わずAirbnbを利用する機会が俄然増えた、という話をしたときのこと。

Airbnbってどんな感じなの?と聞かれ、B&Bの予約がオンラインに以降したって感じ、と回答。

 

はて、B&B自体を利用したことがない場合は、Airbnbだけだとイメージがわかない、だろうなぁ。

Airbnbも民泊のひとつ、といえばそうだけれど、

しつこいようだけれど“おもてなし”“国際交流”が第一義じゃなくって、

空いている部屋(スペース)の利用(シェアリング)だってこと。

 

 

従来のイギリスのB&Bをベースに話を進めると、

文字どおり、Bed & Breakfastで宿泊と朝食付き宿のこと。

子供が独立して部屋があいた、とか、普段は使わないゲストルームを提供、とか、

こういう場合は、宿泊用の部屋があって、シャワーやトイレはついていることもあれば(オーナーと)共有のこともある、朝食はダイニングルームで。

ビジネスとしてバッチリの場合は、民宿、といった感じで、

独立した部屋があり、シャワーやトイレはついていることもあれば、宿泊客で共用。朝食はダイニングルームで。田舎でパブや食堂も兼ねている場合は、そこで朝食。

部屋に朝食を届けてくれたところもあったなぁ。

 

最近では、しゃれたプチホテルもB&Bの範疇に入っていて、

小洒落たインテリアや腕を振るった朝食を提供するとこもあり、その場合は値段もそれ相応。

大中型ホテルではない、小規模なところをB&Bとすることも少なくなく、

これはこれで、個性的な宿が多くて、楽しい。

 

これらのB&Bのこれまでの予約方法は、

表に「Vanancy(空き部屋あり)」のサインがあるB&Bを突撃したり、ツーリストインフォメーションで探してもらったり、ネットで検索して予約したり、

だったのを、自分の希望(立地や部屋の条件(シャワー付き/共有etc)オンラインで探して予約できるようになったのがAirbnbって感じ。

ただ、Airbnbの場合、朝食を含まないことが多く、

でも、これまでの従来のB&Bに宿泊した場合も、

「不要です」と伝えることもあったから、朝食がないからといって、私は別段困らない。

B&Bと言いながら、朝食なしとはけしからん!と言った人がいたけれど、

 利用する側からいうと、その分、料金が安ければ、はじめから素泊まりの方が使い勝手がよかったりする)

 

 

Airbnbはこれらをベースに、

ビジネスでやっているところだと、マンションの一室、そのなかにある数部屋が各宿泊部屋になり、シャワーやトイレ、台所はほかのゲストと共用。

一軒家などであいている部屋を利用する場合は、オーナーとシャワーやトイレ、台所を共有って感じかな。

 

 

で、どうやって宿に入るの?が疑問らしく、

従来型のB&B(あいている部屋を提供)のAirbnbは、

時間をすり合わせ、直接訪ねて(もしくはどこかで待ち合わせて)ドアを開けてもらい、

その後で家と部屋の鍵を受け取ります。

(時間が合わない場合は、〇〇で受け取ってください、などの指示があります)

 

ビジネス型の場合は、ドアを開けるための番号が知らされて出入りすることが多い。

緊急時の連絡先(電話やメール)が知られて、

万が一の場合(カギが開かない、とか、迷った、とか)は連絡がとれるようになっています。

 

 

で、Airbnbの何が便利か、というと、

台所、冷蔵庫や電子レンジが使えるのがありがたい!のです。

食器(カトラリーやお皿)や基本調味料(塩、砂糖とか)も同様に使えるし。

それとアイロンがけ(&洗濯)ね。

ホテルでも可能だけれど、滞在日数が増えると、暮らす延長で過ごしたいんですよね。

私の場合は、日本国内で出張での宿泊は、

1〜2泊は(ビジネス)ホテルがいいけれど、2〜3泊以上だとAirbnb

心理的ラクって感じかな〜。

 

日が迫っても部屋が見つけやすい、というのも大きい。

 

 

要は好みなので好きなタイプを使えばいいし、状況によって使い分けをすればいいんだと思うのですが、

Airbnbを目の敵のようにしている人たちは、

Airbnbはおろか、B&Bすら利用したことなく、

頭ごなしに反対しているんじゃないか、って印象を受けるんですよね。