書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

続ける、ず〜っと情熱を持って続けるってすごい!

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私の場合、最初に触れたのが少年マンガだったこともあり

(私が小学校低学年の頃は「少年チャンピオン」が勢いがあった、と思う。「少年ジャンプ」がぐっと巻き返したのははその数年後の1980年前後)、

少女マンガはその後、小学校中学年の頃から自分で買って読むようになりました。

そのせいか、『ベルばら』も『風と木の詩』も

大河ロマン的なものが得意でないのと、画風が好みでないってのもあり、いまだに読んでいない。

 

10歳近く上の知人の家に遊びに行ったときに萩尾望都に初めてふれ、

昔のものも今(当時)のものも、画そのものはやっぱり得意ではないけれど、

とにかくストーリーがおもしろく、ぐいぐい読んでしまった。

 

『11人いる!』も『トーマの心臓』もよかったけれど(『ポーの一族』はまだ読んでいない)、

新しい作品になればなるほどおもしろくって、

そのときにすでに大御所だったのに、そこに留まることなく、次へ次へ、の姿勢に、

この人は現在進行形の作家なんだなぁ、と驚いてしまった。

 

 

「月刊You」が廃刊になるというニュースを眺めていたら

(私は「月刊You」は読んだこと、ないけれど)、

連載の移動先の告知があり、

そこに萩尾望都の名前があって、驚いてしまった!

headlines.yahoo.co.jp

 

連載してるんだ〜!

 

年齢を重ねると、それは作家性もあり体力の問題もあり、で

ほとんどリタイアみたいな人が増えるなか、

今もしっかり連載をしている、ってすごい!

描きたいものが常にあって、プロ作家である場合は求める読者がいて成立するわけで、

やりたいことと世の中の要求とを融合させて、

仕事をしていく、ってすごい!

 

もとをたどれば「好き!」「やりたい!」に尽き、

描きたい欲求に月ご課されているだけなのかもしれないけれど、

それを継続できるってすごい!

 

数年前にNHKで放送されたテレビ番組『浦沢直樹漫研』にも萩尾望都、出てたな〜。

現役である証拠だよね〜。

 

 

すごいなぁ。ただただ、感嘆。

続けるってことは、途中お休みやペースが落ちたりはあるにせよ、ず〜っと第一線で続けるということは、できることじゃない。並大抵じゃない。

 

私は、じっとしていることができないので、死ぬまで一生仕事をすると思うから、

こういう方の活動は、ほんと励みになる。

 

 

それにしても、いつも思うけれど、

萩尾望都、っていい名前だよなぁ。

この名前だけですでに夢やロマンがあるもの。