書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

あなたの意見はきいていない

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テレビはおいていないので、これはラジオでの話。

ニュースを読んだあとに、アナウンサーと呼ばれる人たちが私見

そして多くの場合、それは意見とも呼べない、ただの所感を述べるのは、要らない。

 

コメンテーターと称して、その道のプロでもなんでもない、

ただの人気取りと思われる人たちが登場して、さも知ったかのようなふりをして大上段にあれこれ言う。

これも要らない。

 

 

ニュースで欲しいのは、客観的事実。

これを余計な感情を入れずに、ただ伝えて欲しい。

 

これって簡単なことに思えるかもしれないけれど、おそろしくむずかしいのよ。

アナウンサーと呼ばれる人たちは、これをきわめてほしい。

 

コメンテーターには、2つ以上の違う視点からプロを選んで欲しい。

専門家の意見を聞きたいのだから。

自分で考え自分で判断するために、一元的ではない意見が欲しい。

2つ以上の違う視点、というのはそのため。

 

ごく一般的な意見が必要であれば、市井の人々(こちらも複数欲しい)の声を拾って欲しい。

 

 

ニュースを聞くたびに、どうでもいいことがはさまれて、心底うんざりしているのです。