書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

楽しい、うれしい、気持ちで仕事を終わるための場

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 7月に発刊された『ドイツ菓子図鑑』の打ち上げと、

『ドイツパン大全』(昨年発刊)のグルマン世界料理本大賞・パン部門グランプリおよびドイツ観光功労賞を受賞したお祝いを兼ねて、

制作陣で食事へ。

 

どちらの本も同じ制作チームによるもの。

著者・監修の方、ブックデザイナー(エディトリアルデザイナー)さん、アートダィレクターさん、カメラマンさん、出版社のご担当の方、私の6人でわいわい。

制作時はそれぞれで顔を合わせることはあっても、全員で、ってことはないので、なかには、去年の同じ頃に行った『ドイツパン大全』の打ち上げ以来の再会、って方々もいらっしゃいました。

 

それぞれの役割があって、プロジェクトのためにチームを組むようなもので、

制作時はそれぞれがそれぞれの持ち場でそれぞれの仕事をするものの、

協力し合ったり、気遣ったり、を経てできあがったときは

統括/指揮をする立場のこちらとしては、感謝の念があるわけで

(人によっては自分の範疇の仕事しかしない、やっつけ、という姿勢の人もいて、それはそれで否定はしない。

 ただ、その場合は、そういう人だ、と思ってこちらも接するので、

 わざわざ場を設けて労をねぎいましょう、という感情には当然ならない)、

こうして打ち上げという場が持てるのは、うれしいことです。

 

私が統括/指揮の場合、会計を私持ちにすることで、

感謝の念を表明できる場が持てる、ってのも、ね。

 

もっともタイミングなどもあるので、そういうチームで仕事をしても、

毎回打ち上げができるわけではないけれど。

 

 

こうしてわいわい楽しく終われると、

プラスの感情がより増幅してひとつの仕事の終了となり、

その記憶がインプットされるので、

また頑張ろう!という気になるのもいいなぁ、と思っています。