書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

驚きと呆れと。時代はむしろ後退しているの?

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びっくり! びっくり!

 

news.yahoo.co.jp

記事の内容そのものではなく、

今どきこんな昭和然とした会社が存在していて、それが地方といえど一応新聞社で、

地方新聞社といえど一応新聞社なので時事ネタは扱っているのに、

働き方関連のニュースも扱っているだろうに、自分たちも働いている一員にも関わらず、

こんなにも閉塞的な体制であることに。そしてそれに疑問を抱いていないことに。

(働き方のニュースも他人事、うるさいな〜、ぐらいの認識なんだろうなぁ)

 

 

さんづけで互いを呼び合う、とうに昔から当たり前じゃないの?(何なんだ、この体育会系の年功序列主義は)

会議で意見が出ない、なんてありえない!(何のための会議なんだ。通達だけだったら会議は不要)

仕事は問答無用で覚えろ、ってのもどーなの?

いちいち突っ込みどころ満載で、はぁ?はぁ?はぁ?な気分に。

 

 

Yahooに出向したのは若い方のようですが、まだ若い人がこんな昭和おやじのような感覚だなんて!

しかもそれを気づきとして発表するなんて!

大丈夫かいな。

もっとも、新卒で入ってほかの世界を知らないから、すっかり染められちゃったんだろうなぁ。

とはいえ、それはそれとして、職業としての新聞記者の資質も疑っちゃうなぁ(あまりに世の中の意識の流れに取り残されていないか?)。

 

 

彼のような若者ではなく、昔のやり方に固執している連中を出向させる方がよっぽどいい。

そこでショックを受けてついていけないと判断したら、さっさと消えてほしい。

彼がいくら得たものがあっても、こんな組織だと発揮されることはないでしょう。

 

 

余談ながら、私も(当時)大企業と呼ばれた組織で会社員だった時代が1年ちょいありました。

今から四半世紀以上前のことです。

その会社は第二次世界大戦後にできた会社で、当時の大企業としては新しい部類で、

そこには年功序列はなかったし、お茶くみもなかったし(必要な場合はベンダーで買う)、性差もほどんどなかった(ような記憶)、風通しもいいとまではいわないけれど決して悪くはなかった。

あっ、念のためにつけ加えておくと、外資ではなく日本の会社です。

 

当時私が在籍した会社でさえこんな感じだったのに、四半世紀以上経って、いまだにそのとき私がいた会社よりももっとホコリをかぶったような意識の会社が存在するなんて!

 

今どき、こんな絵に描いたような旧態依然とした会社が存在し、それを当然と受け止めている人がいることに、ただただ驚いてしまいました。