書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

音のない音に包まれる時間を持ちたい

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今年の1〜2月は雪や吹雪に見舞われて、3月はヨーロッパの大寒波。

私は寒いのは好きじゃないけれど、

雪が降っているときの、音のしない音は好き。

まわりの音をすべて吸い取ってくれながら降り積もるようで。

 

テレビのない生活なので、

いつもはPCからBBCやAMラジオ、iTunesに入れている音源、YouTubeを音を流すことも。

 

朝起きてから寝るまで音に取り囲まれているけれど、

たま〜に音を排除したいことがあります。

雪のしんしんと降り積もるときのように。

 

 

集中したい、というよりも自分と対峙したい、ときかもしれません。

 

 

イギリスのクッカリーコースで一緒だったMP(国会議員)の方がいて、

彼は食生活をヴェジタリアンに切り替え、

食に向き合うようになり、自分でも作りたい、って思うようになって、

それがきっかけでクッカリーコースに来ていました。

 

その方が、毎朝5分(30分だったかな?)音を一切遮断して瞑想している、

いろんなことが俯瞰で見渡せ、同時に自分が真っ白になって、

結果、一日おだやかに過ごせる、って言っていたのを

当時はへぇ〜、ぐらいに思っていたのですが、

最近よくこの会話を交わしたことを思い出すのです。

 

自分と対峙する時間って大事かも。

今、私に必要、ってことなのかなぁ。

そしてそれには、音がない、ってのが絶対条件、なのかも、です。