書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

書籍制作は毎度のことながら卒論を書いている気分

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当然、集中力ってものは長続きしないわけで。

メディアの仕事には短期戦もあれば長期戦もあり、

特急で記事作る(たとえば雑誌で、広告が入る予定だったページが急遽なくなり、急いでページを作らないといけない、とか)なんかは短期戦、

企画確定し発売まで短くても半年(たいがい1年はかかるかなぁ)の書籍の仕事は長期戦です。

 

書籍の仕事でも、パーツ受け、執筆だけ、とか、校正だけ、とか、パーツを担うのであればそれは短期の部類に入るのですが、

私の場合は制作指揮(映画いうと監督)の立場が多いので、となると、最初から最後までどっぷり。

忙しさの波はあるものの、それよりも気持ちがだれないよう維持する方が大事かな〜。

 

 

もうやりたくない!ってことはないんだけれど、

目の前にやることが山のようにうず高くなると、現実逃避したくなる。。。

解決するにはやるよりほかに術はないし、「終わらない編集はない」と思ってやるんだけれど、

なかなかの重圧よね。

 

卒論をうんうんうなりながらやっている気分。

 

それが複数冊進行で繁忙期が重なると、うわわわ〜、だけれど、

なんとかなる!し、なんとかさせる!って思っていて、

まあ、そうでないとやっていけないのかもしれないけどね。

 

 

書籍という卒論は世に出したあと、

売上げとか評価で、私自身の能力も査定され、

それが直接のPRなり営業になるので真剣勝負だけれど、

受け入れ方とうまく合致する時もあれなしない時もある。

 

そんなもんよね。

当たるも八卦当たらぬも八卦、でもやり続けないと当たるものも当たらないんだなぁ、というのも実感としてわかってきた今日この頃です。