若者の気づきを見逃すな!
先日、撮影で20歳前後の若い方がアシスタントで入ってくださったとき。
出版物の撮影の立ち合いが初めてだったらしく、
「こんな大きなカメラで撮る必要があるんですね〜」と感心したような感想。
はっ、としました。
そうよね〜、彼らの世代にとって、写真を撮る、ってのは、
いつも携帯していて、好きなときにいつでも撮影できて、しかもきれいに撮れて、加工もサクサクできちゃうわけで、
私が子どもの頃のカメラで撮影するのは特別なとき、というのとは、
写真に対するスタンスがまったく違うわけです。
媒体用の写真は、腕と機材(ときに大掛かり)でもってプロが撮るものだ、が
当たり前な私にはまったくない発想だったけれど、
考えてみればもっともな感想です。
そのときはバタバタしていて答えられなかったのですが、
疑問、とまではいかないまでも、そういうことにちゃんと答えないとなぁ。
ただ、「これやって」じゃなくって、
「なぜこれをやるのか?」の理由をわかってもらった方が、結局いいんですよね。
理解が速くなって、話もスムーズだもの。
お互いの共通認識があると、お互いにラクなんですよね〜。
そして、その気づきが大きなヒントになることだってあるわけだし。
それにしても、若者の鋭さには刺激を受けるなぁ。