エゴサーチをしないでいられるのも能力だと思う
よくも悪くもネットの発達により、
誰しもが声を世間に向けて発信できるようになり、
しかも匿名でできるので、その敷居は低いんですよね〜。
そこで何が起こるか、っていうと、
いいことも悪いことも可視化できる、ってこと。
ネットが日常に入り込むまでは、他者の声ってそんなに耳に入ってこなかった、と思うんです。
たとえば、あるレストランに入って、店員の対応がイマイチだったとき。
これまでは、(店側に特に何も言わず、)世間話のひとつとして身近な人に喋って、それでおしまいだったものが、
今はネットでつぶやいて、それが拡散され、店側に届きやすい、ってことです。
逆に言えば、今、急にネガティブな意見が増えたわけではなく、
どう感じるか、の割合は変わらないけれど、
今までは耳に入ってこなかったことが入るようになったのです。
芸能人、だけじゃないですよね。
飲食店などのお店もそうだし、私の身近なところでいうと著者もそう。
前者は食べログで、後者はアマゾンのレビューを筆頭に、いとも簡単に所感が投稿されます。
エゴサーチはしない。
それがいちばん、だと思うのです。
悪評であればやっぱり気分はよくないし、好評であっても、えっ、そこなの?と本人の意図しなかったところでほめられて、う〜む、って気分になったり。
私自身、自著を出したとき、アマゾンで真っ先に酷評された、のですが、
当然あるだろーな、と思い、気分を害すだけなのはわかっているので、
アマゾンのレビューチェックはせず、ほかの人から教えてもらった次第。
今も、エゴサーチは、しない(心を鬼にして)。
ただね〜、人によっては、他者の評価ってやっぱり気になると思うんです。
そういう人の方が多いのかもしれない。
しかも、いいことばかり、だとそれはそれで不安になるんじゃないかなぁ、
ネガティブな声を見つけて、(なぜか)安心するってこともあるんだろうなぁ、と想像するのです。
どこかで怒られることを期待している、っていうね。
それは、批判をバネにして、って心理じゃない、と思うんです。
これってどこから来るんだろうなぁ。
心理学の分野では既にわかっているんでしょうね。
どういう行動を、どういう対処をするのが自分に向いているのか、
そんな心理行動のコンサルティング業が、
これから必要な世の中になるんだろうなぁ。。
著名人であればすでにアドバイザーはいるんだろうけど、一般の人にとっても、ね。