書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けするメディアや仕事のあれこれ

あっ、そうか! 当たり前のことって意外と気づかない

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ズバリのテーマで踏み込んで取材するときはもちろんだけれど、

ひとりのシェフに監修をお願いして書籍を作るとき、その場合は脇をかためる意味合いで、

いかに店を継続するか、つまり経営の話になります。

 

私とて個人事業主ですから、

そうだったか!と膝を打つことがよくあるのですが、

それとは別に、あっ、こんな視点があるんだなぁ、と気づくことも少なくありません。

 

先日、開業するにあたっての立地の話になったとき、

人気エリアは競争が激しく、かつ回転が速い(新しく登場する店が多い一方でなくなる店も多い)、という話の流れから、ふと言われたこと。

 

「だから、開業する人間よりも、内装を手がける方が一番儲かるんですよね」

 

 

確かに!

 

それまで、たとえばワインバーができればワイン取扱い業者さんが、

パン屋さんができれば製粉会社さんが、潤うなぁ、と

直接その店が扱っているアイテムばかりに目がいっていましたが、

そうじゃない、それだけじゃない。

 

 

自分が深く関わってる世界だと、本筋とその周辺の細部に目がいちがちで、

なかなか引いて見られない。

取材って、もちろん本筋の深い話も、なんだけれど、脇道にそれて、

あっ、そうか!という、普段自分では気づかない視点にふれられるのもおもしろいよなぁ。