書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

しつこく繰り返されると好感が嫌悪に変わる

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あ〜、分かるなぁ!

headlines.yahoo.co.jp

クリスマス待ち遠しい圧力ねっ!

どこ行ってもクリスマスソングが流れ、どこ行ってもきらきらとした装飾がなされるのを見ると、

ありがたみがなくなるというか(笑)。

クリスマスのうきうきした感じは決して嫌いではないのだけれど、

これでもか、これでもか、これでもか、で攻撃されると、ね。

 

クリぼっちのひがみ、な〜んて言われそうだけれど、

クリスマスもお正月も誕生日も、基本的にどーでもいい、というか、

好きでも嫌いでもなく、単に興味がない。

それよりも、企画が通った!とか、プロジェクトが成功した!とか、そんな方がよっぽどうれしく、そのとき限りだけれど、とびきりの日になります。

 

 

今年の11月頭、イギリスにいて、友人とテレビを観ていたとき、

「あ〜、もうクリスマスのCMやってんのね。何これ? ジョン・ルイス(イギリスのデパート)お得意のお涙頂戴?」

「そーそー、これ、まさしくジョン・ルイスのCM。これが流れるとチャンネルを変えたくなるよぉ(笑)」

 

 

うううう〜む。

そうなんですよ、ジョン・ルイスはここ何年も、お涙頂戴、もといっ! ヒューマニティあふれるCMを流していて、私自身は2011年版がものすごく好きなのですが(↓)、

https://www.youtube.com/watch?v=pSLOnR1s74o

(男の子の魔法がかけられなかったときの、チッ!て表情がいい)

翌年、また翌年となってくると、またかよ〜っ!と、だんだんイライラするようになってしまったという。。。(笑)

 

 

人間って勝手ね。

何ごとも過ぎたるは及ばざるがごとし、か。

按配が大事なのよね〜。

ただ、その按配は人によって違うだろうし、時代やタイミングもあるだろうし、なかなか数値化して、ここからは好意から嫌悪ゾーンに入る境界を見極めるのはむずかしいのかもしれないなぁ。

だからこんなことになっちゃうんだろうなぁ。