ごてごて飾り立てる、もしくは見た目を恰好よくすることがデザインじゃない
以前、すっきりした雑誌のデザインを見て、
「こんなの簡単。誰でもできる」と発言した編集者(あれもこれもごちゃごちゃ盛り込むばかりが能じゃない)。
以前、よくまとまった書籍のデザインを見て、
「テキストを流し込んでるだけじゃん」と発言したグラフィックデザイナー(エディトリアルデザインの何たるかがわかっていない)。
これらの発言をきいて、「あなたとは仕事をしない!」と心の中で叫んだ私です。
一見、簡単に見える、シンプルに見える、ってことは、それだけわかりやすい、ってこと。
つっかからず、すらすら理解できる、ってのは大事なこと。
文章も然り。
キャッチコピーなどは別ですが、つっかからずすらすら読めるのがいい文章です。
それが自分の仕事といわんばかりに、
妙な飾りをつけたりウケ狙いのような書体を使ったり、妙なカタカナ言葉や美辞麗句を散りばめたりするのは(結果、わかりづいらい)、
自分はこんなこともできる、こんなオレかっこいいい、に酔っているだけで、
まったくユーザー目線じゃないんですよね〜。
好例を見つけました(↓)。
デザインって、飾り立てることでも見た目を恰好よくすることが第一義ではなく、ぱっと見でわかる、相手に伝えるってことが大事なのです。