書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

人は見たいものを見るんだなぁ

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昨年イギリスに行ったとき。

利用した航空会社は大きな荷物を2個預け入れ可能とのことで、

往きから大きなスーツケース2個、しかも1個はカラってのはなぁ、と考えていたら、

知人が、マチのある大きなビニールバッグを存在を教えてくれ、しかも貸してくれ、

折り畳めるし、高いもんじゃないし、自分でも欲しいな、と思っていました。

 

そんな風に思っていて、街を歩くと、

観光客がマチのある大きなビニールバッグを抱えている姿を目にするように。

 

そうそう、これ!

 

よくよく気をつけて見ると、総合ディスカウントストア、ドン・キホーテのもので、

あっ、そりゃそうだ!と納得。

 

ドン・キホーテに行くと、マチのある大きなビニールバッグは免税コーナーの壁にかかっていて、またしても、

そりゃそうだ!と納得。

だって、外国人観光客(だけじゃないだろうけど)がいっぱい買い物をして、それを入れるバッグが必要なんだもの。

 

そうそう、これ!

無事、購入にいたりました。

 

 

このドン・キホーテのマチのある大きなビニールバッグ、

欲しいな、と思ったら目にするようになり、

これって、突然、そういういヒトが増えたわけではなくって、

これまでも目にしていた、でも、興味がないと目が向かなかった、ってことなんですよね。

 

いかにバイアスがかかって物事を見ているのかの表れだなぁ、と実感したのでした。